「小規模オリーブ栽培家向けの育て方、実践ガイド」12月キンドル本で出版予定。

「高品質オイルのためのオリーブの育て方-小規模栽培家のための実践ガイド」(仮題)の翻訳が進んでいます。

著者ブライアン・シャタートンさんは、「私の著書が日本語に翻訳されることになり、とてもうれしく思います。この本が皆様のお役に立ち、オリーブオイルの評価が高まることを望んでいます。オリーブに関する本は何千とありますが、オリーブが地中海の作物だったので、地中海地方の言語で書かれたものがほとんどでした。私の著書は、翻訳ではなく、英語で書かれた数少ない本の1つです。た。この本の大事なところは、イタリア、チュニジア、スペインの栽培者には当たり前すぎて、本には書かないようなことがたくさん書かれていることす。」と日本へのメッセージを寄せています。

この本には剪定などのコツを説明するための写真や図が多数あり、紙の本を作成するとコストが非常に高くなってしまうので、電子ブックで出版する予定です。

今年のオリーブ収穫懸念:天候とコロナ

今年のオリーブ収穫期を前にした栽培農家へのオリーブオイルタイム社の最新調査では、天候と新型コロナが最大の懸念と分かりました。中でも機械化が進んでいない農園では、収穫の労働力不足への心配が多く、既に収穫を終えたニュージーランドの農園主は、一人での収穫を余儀なくされたと嘆いています。

調査した農家の73%は、コロナウイルスが彼らのビジネスに与える長期的な影響について、「ある程度懸念している」と「非常に懸念している」と回答しています。

お知らせ

オリーブガーデンは、イスラエルからのワインの輸入・販売事業を2020年10月1日をもって株式会社Kings Trading Company(本社:埼玉県朝霞市、代表取締役宮島妙子、以下KTCと略称)に移譲することとなりました。KTC社は、当社が取引のあるイスラエルワイナリーBarkan, Dalton社からの輸入業務を引き継ぎ、イスラエルワインの販売を継続してまいります。

KTC社は、既にスロバキア産や米国カリフォルニア産等のワインを販売しており、新たにイスラル産ワインを商品ポートフォリオに加え、営業体制を強化して販売していく予定ですので、従前にもましてご愛顧いただけますようお願い申し上げます。

なお当社のオリーブ苗木輸入・販売、オリーブ栽培システム販売、オリーブオイルの輸入・販売、オリーブに係るコンサルティングサービスは、今後さらに注力してまいりますので、引き続きのご利用をお待ち申し上げます。

オレア・オリーブ

スペインに続くオリーブオイルの生産国チュニジアの主要品種はシュムラリ、シュトウェイ、メキスなどです。中でもシュムラリ(Chemlali de Sfax)は、古代から続く品種の一つで、Sfax(スファックス、チュニジアのこと)の森を作っているとも言われています。チュニジアの年間降雨量200㎜地域ではオリーブの60%はこの品種とも言われ、乾燥に強い品種です。自家和合で大量の花粉があります。生産量も多いですが隔年性が強い品種です。

シュトウェイは、チュニジアの北部地中海の沿岸で最も栽培されている品種です。良質なオイルが採れ、また黒いテーブルオリーブ用にも使われています。樹勢は強くありません。自家受粉しま
す。寒さや塩分に対する耐性はありますが、適切な水分供給が必要です。

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