1126日は世界オリーブの木の日 気候変動対策に貢献するオリーブ栽培

10月31日から11月12日までスコットランドのグラスゴーで開催中のCOP26(1)。年々上昇する地球の温度、自然災害、海面の上昇、森林破壊などの状態に国際社会がどのような対策をとるのか話し合うための会議です。

最新の報告書では、「人間の影響が大気、海洋及び陸域を温暖化させてきたことには疑う余地がなく、大気、海洋、雪氷圏及び生物圏に広範囲かつ急速な変化が現れている」と分析。さらに「自然科学的見地から、人為的な地球温暖化を防ぐには、CO2の排出量を制限し、他の温室効果ガスも大幅に削減する必要がある」とより一層の努力の必要性を指摘しています。

国際オリーブオイル協会IOCはCOP22でオリーブが地球にも健康にも良いと提唱しました。実際オリーブオイルを作る工程で排出される二酸化炭素の量より、オリーブの木や土壌に吸収される二酸化炭素の量の方がはるかに多いことが研究で分かってきました。点滴灌水をする高密度栽培で若い(12-16年)成長期のオリーブは、多くの二酸化炭素を吸収することも分かってきています。11月26日はユネスコで採択された世界オリーブの日。気候変動対策に貢献するオリーブです。

注1:COP26:国連気候変動枠組条約第26回締約国会議、COP:Conference of the Parties(締約国会議)

 

Olive Wellness大学講座 小豆島のオリーブ園から 

 

第7回目ウェビナー講座:香川県小豆島のオリーブ園からライブのウェビナーです。

  • 農業生産法人株式会社高尾農園の高尾代表に、オリーブ栽培から搾油までのお話しを伺います。
  • 収穫したばかりのオイルについてもご紹介します。

【Olive Wellness大学開催要項:第7回】

司会:松村成師 Olive Wellness株式会社代表取締役

日時:2021年11月13日(土)午前10:00ー10:45

受付開始:午前9:45

配信方法:Zoomオンラインセミナー

参加費:1,100円(税込、事前登録、テキスト配布はありません。)

定員:先着100名様

お申込み:https://olivewellness.store/

 

「東京オリーブ」収穫、完売

東京八王子の実験農場に2017年11月に苗木を植えたオリーブ。10月9日に品種ピクアルの一本の木から約10kgの実を収穫しました。家庭で漬け物にしやすい300gパックにして、「東京オリーブ」として即売しました。

点滴灌水とそれに液体肥料を自動混入するファーティゲーション(養液土耕)と呼ぶ栽培方法で栽培しています。太陽光が反射し下からも光が届く白い防草シートで雑草対策をしています。オリーブアナアキゾウムシとの闘いです。

オレア・プレス

最新の調査で世界で広く栽培されているオリーブのトップ10の品種は、ピクアル、アルベキーナ、オヒブランカ、レッチーノ、フラントイオ、コラティーナ、カラマタ、コロネイキ、コブランコサ、ミッションでした。中でもピクアルは世界生産量の30%を占め、アルベキーナが10%と続きます。世界のオイル生産約3,197,000トン(2020-21年)の50%がスペイン産、イタリア、ギリシャが夫々8%でした。

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