ハイネケンの挑戦:オリーブ畑でビール大麦の生産、コロナでさらに付加価値も

ビール醸造大手のハイネケンは, 2016年にスペインで15万ユーロ(約1千8百万円)を超える初期投資でOlivoプロジェクトを立ち上げました。「私たちの目標は、最も環境に配慮したビール醸造会社になることです。」と言い、水資源と生物多様性の管理を強化するためにオリーブとビール大麦の共生栽培を始めました。

オリーブ栽培の主産地スペインのアンダルシアの60,000haの畑に大麦とオリーブ畑が共に栽培され、オリーブ畑に植えた大麦が水の浸透を改善し、土壌侵食を防ぎます。これによって、ハイネケンがビールを生産するに消費する年間の水量に相当する年間約7億リットルの水を節約できると見込まれています。これにより生物多様性の維持と農家の収益性を改善できると期待しています。2021年1月最後のオリーブの収穫後にプロジェクトの結果が報告される予定です。

STAY HOME ホームセット

ホームセット:シャルドネ&カベルネソーヴィニヨン

☆シャルドネ
8月の終わりに収穫しステンレスタンクで発酵させた後、熟成させます。バランスの取れた酸味とフルーティーなワインです。(ALC12.5%)

☆カベルネソーヴィニヨン
ガリラヤ北部のブドウを発酵させた後、古いフレンチオークとアメリカンオークの樽で9ヶ月熟成させます。その後2つをブレンドします。(ALC14.5%)

☆ 特別価格 4,000円 (定価5,500円) オンラインショップを訪問下さい。

 

イスラエル:オリーブの品種特性研究進む

イスラエルのオリーブ研究者達は、5品種のオリーブの5年生の鉢植えを真夏に気温が40℃を超える所と、気温約30℃の所に置いて、温暖化の影響、耐性を研究。2年に亘り実、細胞、オイルを詳細に分析しました。


結果は、高温がオリーブの果実の成長と重量、果実への油の蓄積、および油の組成に影響を与えることが分かりました。さらにその影響は遺伝子型に依存することがわかり、各品種は激しい暑さの期間に対して異なる反応を示すことがわかりました。


今後の品種改良には遺伝子発現を調べることが役立つと判断、両方の場所に100品種を植え、今後数年間で温暖化への耐性品種を特定する予定です。

オレア・オリーブ バルネア

オリーブの品種バルネアは、イスラエルで新しく品種改良されたもので、交配区画の番号だった「K18」としても知られています。常に収穫量が多く、また、収穫に機械を使うことができるので、イスラエルの新しい灌漑農場に普及し、オーストラリア、中国などでも広がっています。

オイルを作るために交配された品種ですが、摘果作業を行えば、緑と黒の塩蔵オリーブを作ることもでき、黒の塩蔵オリーブは高い評価を受けています。オイルは良質で、種離れのよい実です。ある程度丈夫な品種で、発根力が強く、栽培環境が良いと3年目から結実するようになります。灌漑しない場合は、一年おきの収穫量の差が大きくなります。 

オイルは、初めは緑の香りでほろ苦い味があり、徐々にピーマンやアスパラガス、そしてエキゾチックな果物のような実に幅広い風味です。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です