日本でも広がるオリーブ栽培:写真集「オリーブ百景」第1版ができました。
世界では40ヶ国以上に栽培が広がるオリーブ。日本でも2003年に53.5haだった栽培面積は2016年には約8倍の422.7haに増えました。農林水産省の統計で2003年の主要生産地は香川県と岡山県でしたが、2016年調査では14県に増えました。
オリーブガーデンは、この日本の各地に加え、イスラエル、スペイン、米国などのオリーブ栽培の様子や研究機関などを訪問して、見聞を広めています。その写真集「オリーブ百景」ができました。
米国:オリーブオイルの新品質基準をFDAが検討
アメリカオリーブオイル生産者協会とスペインの最大手オリーブオイル会社デオレオ(DEOLEO)社は共同で、米国食品医薬品局FDAに新たなオリーブオイルの品質基準を提案しました。この新たな基準は、最新の科学的研究や測定技術を元に従来からあるCDFA, Codex, IOC, およびEUの基準と異る、より厳しい基準や新たな測定項目を提案しています。
例えば、エキストラバージンオリーブオイルの酸化の度合いを示す遊離脂肪酸の%(一般に酸度と呼ばれることが多い)は、IOCなどの基準が0.8%以下に対して0.5%以下を提案。今後が注目されています。
(米国COOC開催のセミナーに参加しました。詳しくはお問合せ下さい。)
オレア・オリーブ:オリーブオイルの品質基準
オリーブオイルには国際的品質規格と取引基準があります。法的実効力があるのが欧州連合EUが定めている規則(EU規制2568-91他)です。
オイルをエキストラバージンを始めとする8タイプ(右の表)に厳密に分類して、メーカーが守るべきオイルの品質特性、商品としてのラベル表示や梱包基準が定められています。
国際オリーブオイル協会IOCは「オリーブオイルとオリーブポマスオイルの取引基準」を定めオイルメーカーや他の国にこの規則をガイドラインとし適用するよう勧めています。
国連食糧農業機関(FAO)と世界保健機関(WHO)が合同でつくった食品規格CODEXは、オイルを7分類してEUと同様の基準を定めています。
イスラエルからバルカンワイン 入庫しました
お待たせしていましたバルカンワインのクラシックシリーズ。12月末に入庫しました。「コスパ最高」とご好評のファミリー6本セットも販売を再開しましたので、ご利用をお待ちしております。
1899年に主に礼拝用ワインとブランデーの生産を目的に創業のバルカンワイナリー。幾度と大規模な投資と設備の刷新を行い、1世紀を経て幅広いタイプのワインに対応し世界32ヶ国以上に輸出するイスラエル最大のワイナリーになりました。