バラエティに富んだイスラエル料理とオリーブオイルを楽しむ
ニューヨークの料理学校を首席で卒業し世界的に活躍するシェフのルティ・ルソーさん。実家の料理は、祖父母の出身ポーランドとトルコの料理が融合したバラエティに富んだものだと言いながら、ピタパンを作り始めました。4月27日東京で開催のイスラエル料理セミナーに初来日した彼女は、「イスラエルの料理は先祖の料理とアラブ料理が融合したフュージョン料理が特徴」と肉詰めピタパン“アラブアライエス”を作り、参加者のお皿に載せてくれました。
当日の主なメニュー
・おばあさんのユダヤ風ラーメン
・スカンジナビアンの魚料理
・はまちの刺身とオリーブオイル
・豆腐のカツレツ風
・フムスとビーフ
・チョコレートなどデザート
食料自給率が95%近い農業技術大国でもあるイスラエルは、野菜、果物、乳製品、オリーブ、ナッツなど食材が豊富で「フレッシュでローカルな食材」であることが特長。さらに食物アレルギーや過敏症に対応する健康指向に向けた食品にも先進的に取組んでいます。例えば乳製品に含まれ腹痛の原因になる乳糖を取り除いたラクトースフリーの乳製品、小麦アレルギー対策の小麦タンパクがないグルテンフリーの食材などです。
世界のオリーブ IOC評議会はイタリアで
第105回IOC評議会が5月23日-27日イタリアで開催されるのに合わせ、IOCはイタリアの最新状況を報告しています。オリーブ栽培面積は約百万ヘクタールで、最も主要な産地はブーツに喩えられるイタリアのかかとに当たるプッリャ州地域で約45%を生産。全体の21%が灌漑を使用し、残りは降雨を利用(天候による影響が大きい)しています。
イタリアには約500品種のオリーブが栽培されていると言われています。90%は主要45品種で、中でもコラティーナ、オリオローラ、セリナ・ディ・ナルドの3品種が広く栽培されています。
約40万トンのオリーブオイルを輸出し、輸出量の29%を米国に、ドイツ、フランス、スペイン、カナダと続き、日本へは6%、約2.5万トンを輸出しています。
Olea Olive
オリーブの品種コラティーナはイタリアの代表品種です。オイルの量が多く、ポリフエノールの量も多く苦み・辛みが強いのでブレンド用にも使われる品種です。木は普通の成長力ですが、比較的容易に異なる栽培環境に適応し、発根力も強い品種です。樹形は広がる型です。
自家不和合で、受粉木が必要です。イタリアではもう一つの代表品種セリナ・ディ・ナルドが受粉木としてよく使われています。実は比較的大きく、熟するのは晩生で遅くまで緑なので、テーブルオリーブにも使われます。
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