気候変動に対抗する団結:C-Olivar オリーブ栽培が温室効果ガス削減に効果と

スペインのC-Olivarは、アンダルシア州政府と欧州農村開発農業基金の資金援助を受ける事業グループです。オリーブ畑における炭素クレジットの計算方法の開発と検証、そして様々なオリーブ畑における炭素蓄積を最適化する戦略の普及を目指しています。

炭素クレジットとは、オリーブが大気から吸収し土壌に蓄積した温室効果ガス(二酸化炭素、メタン、一酸化二窒素、フロン類など)の吸収量を計算し、企業との取引(企業が買い取る)ができる権利のことです。

スペインのエステパにある15の合計440ヘクタールのオリーブ畑が年間412トンの二酸化炭素相当量を吸収していることが示され、様々な畑の管理方法が炭素貯留量に影響を与えていると分かりました。

この412トン/年の二酸化炭素を蓄積するという数字は、オリーブ畑が炭素の吸収源として重要な役割を果たすことを示し、オリーブ栽培が気候変動との戦いに役立つ可能性があると期待されています。

2025年オリーブ鉢物販売 

2025年のオリーブ鉢物の販売を7月25日から開始します。オンラインショップ www.olivegarden.jpを訪問ください。

オリーブの遺伝資源と気候変動対応ワークショップ

国際オリーブ評議会(IOC)は、2025年6月イタリアのレンデで「オリーブの遺伝資源と気候変動への適応における解決策への道」と題するハイレベルな国際ワークショップを開催。8つの国際遺伝資源バンク、加盟国14カ国の国立オリーブ遺伝資源バンク、そして国連食糧農業機関(FAO)やクロップ・トラストなどの国際機関が参加しました。

ワークショップでは、FAOの食料農業植物遺伝資源に関する国際条約(ITPGRFA)およびクロップ・トラストとの連携を具体化し、特にオリーブ遺伝資源バンクをグローバルな枠組みに統合するための取り組みを進めることで合意しました。

現在、IOCは8つの国際遺伝資源バンクを認定しています。スペイン(コルドバ大学、IFAPA、モロッコ(INRAマラケシュ)、トルコ(ORI)、アルゼンチン(INTA)、イスラエル(ボルカニ研究所)、イラン(ジャハンギル技術職業訓練センター)、ギリシャ(ELGO-デメトラ)、イタリア(CREA-OFA)。赤字は訪問、見学経験があります。

オレア・オリーブ

◎A.R.O. Volcani Center(ボルカニセンター)は、日本の農研機構に相当するイスラエルの農業研究機関です。1921年に創設され、現在はイスラエル北部、中部2ヶ所、南部に研究所があります。◎その一つギラットボルカニセンターはネゲブ砂漠の北端にあり、乾燥地帯におけるオリーブ、柑橘類などの果樹、機能食品などの研究をしています。また亜熱帯地域の中国やインドなどのオリーブ栽培も支援して、各地の栽培特性も研究しています。◎遺伝資源保存庫(Gene Bank)は、イスラエル中部のリション・レジオンのVolcaniのメインキャンパスにあり、建物の地下にあり、種子での保存庫です。

お知らせ

Olive Wellness株式会社は、2025年6月30日付けでオリーブの鉢物、苗木、書籍、情報提供、栽培コンサルテーションの事業を有限会社アップルグローヴ・ハウス(東京都世田谷区、代表取締役金丸洋一)にオリーブガーデンの屋号とともに事業譲渡いたしました。

2013年に設立されたオンラインショップ「オリーブガーデン」は変更なくアップルグローヴ・ハウスが運営いたします。引き続きのご愛顧をお願い申し上げます。

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