「イタリア・ウンブリアの小さなオリーブ園~オリーブの育て方・楽しみ方~」発売開始!
著者ブライアン・チャタートンは、イギリスで農学を学び、オーストラリアで穀物、羊、ブドウを育て、ワインを作り、南オーストラリア州の農林大臣を務めたあとイタリアに移住。そこでオリーブ栽培を始めました。この本はその多様なの経験から、オリーブの栽培やオリーブオイルの搾油からマーケティングに至るまでオリーブに関する知識を幅広く網羅した本です。
著者は、「オリーブに関する本は何千とありますが、オリーブが地中海の作物だったので、地中海地方の言語で書かれたものがほとんどでした。私の著書は、それらの翻訳ではなく、英語で書かれた数少ない本の1つです。この本の大事なところは、地中海沿岸のイタリア、チュニジア、スペインの栽培者には当たり前すぎて、本には書かないようなことがたくさん書かれていることです。」と日本の読者へ言っています。
著者 ブライアン・チャタートン
出版社 OliveWellness株式会社
発売日 2020/12/21
単行本 292ページ
価格 Kindle版 3,520円(税込)
お買い求め:Amazonで「イタリア ウンブリア]で検索下さい。
◎ご注文で紙に印刷して製本するオンデマンド印刷を承ります。
B5版 292ページ
価格 6,000円(税、配送料別)
予約受付中です。
https://www.olivegarden.jp
小規模栽培家のための実践ガイド
この本は、「いつ収穫するか」のタイトルで、“収穫の秋”から始まります。そして“剪定の冬”、“土地の手入れ、新しい畑と肥料の春”、“灌漑の夏”と続きます。自らの栽培を通じてデータを集めそれを分析した学術面だけではなく、著者が見たイタリア農家の実態もつづられ、イタリアのオリーブ農業の様子を垣間見ることができます。
オリーブの栽培についての教科書は、オリーブ栽培の歴史から始まり、植物としての生態や栽培技術、さらには研究成果などの学術的内容が多いのに比べ、この本は初心者にもわかりやすい内容にまとめられていますが、専門家が読んでも実践的かつ簡潔な内容です。
オレアオリーブ
書籍「イタリア・ウンブリアの小さなオリーブ園~オリーブの育て方・楽しみ方~」でよく取り上げられている品種モライオロは、イタリア中部の代表的品種です。様々な環境での耐性があり、特に高い丘陵地にも適しています。ネリーナ、トンデリナなど多数の同義語があります。
開花の時期は普通ですが、自家不和合なので受粉木が必要です。実の量は多く収穫も安定しています。オイルの含有量も多い品種で、オイルはフルティーで、特に化粧品などにも使われるスクアレンの含有量が多いことでも知られています。
剪定したあとの切り跡の傷が治りにくい品種です。庭木に多いカビ菌によるすす病や斑点病にも弱いです。