エキストラバージンオリーブオイルはアルツハイマー病に効果:日米の最新研究

認知症の中でも患者数が最も多いアルツハイマー病は、患者の脳にアミロイドベータというたんぱく質がたまり、神経細胞に作用して異常が起き、引き金になることが分かっています。

米国アラバマ州オーバーン大学のカドウミ博士らは、マウスを用いた実験でエキストラバージンオリーブオイルに含まれるオレオカンタールには、このアミロイドベータの蓄積を阻止し、脳神経の炎症を抑える効果があると報告、臨床試験を進めています。

国立精神・神経医療研究センター(東京都小平市)の荒木研究員らは、オリーブオイルなどに含まれるチロソールがアルツハイマー病態の進行を防止し、認知機能が回復する効果を確認。アルツハイマー病の治療薬候補物質と考えられています。

グローバル:世界の1/4が極度の水不足に

世界資源研究所は、最新の「水道水リスクマップ」を公表。世界人口の1/4を占める17ヶ国で、水不足の危険度が極端に高まっていると分析。オリーブの主産地地中海沿岸、北アフリカでも異常気象が懸念されています。

オレア・オリーブ:オレオカンタール

オレオカンタール(C17H20O5)(Oleocanthal、下図)は、エキストラバージン・オリーブオイルから抽出された天然有機化合物であり、チロソールエステルの一種で、その化学構造はオリーブ・オイルから発見されたオレウロペインに類似しています。オイルのかすかにピリリと刺激のある味の原因物質です。

最近の研究では、免疫低下に係る疾患の治療効果があり、アルツハイマーの原因と言われるアミロイドβの蓄積を阻害することが報告されています。

更に選択的細胞毒性があり、健康な細胞を残しガン細胞を選択的に死滅させる能力があるとの報告もあり、医薬品の将来性があると見込まれ、C-Met阻害薬(ガン)、モノクローナル抗体による治療薬など商品化を目指した研究が行われています。

グシュール エキストラバージンオリーブオイル

イスラエルの先端オリーブオイルメーカーのグシュールの2018年産エキストラバージンオリーブオイル500ml瓶ギフトセットです。
オリーブの品種は、2種類から選べます。

品種ソウリ:中東に古くから伝わるオリーブの品種でエルサレムのオリーブ山もこの品種。さわやかな口当たりと、ピリッとした刺激が特長で、サラダ、パスタなど色々な料理に向いています。

品種コロネイキ:ギリシャ原産の品種ですが、イスラエルの風土と点滴灌漑栽培で一味違う風味の仕上がりです。野菜料理、炒め物や揚げ物などの味を引き立てます。イスラエルの生産者は日本食にあうので是非使ってみてほしいと言っています。

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