カリフォルニアのオリーブ栽培風景:天候異変は世界各地で起きています。

「43 Ranch Olive」は、サンフランシスコから南に車で約3時間半、サン・アルドという丘陵地帯にスポーツ用品大手Nikeの元アジア担当部長が始めたオリーブ園。祖父が1943年に始めた牧場の跡を継ぐことになり、他の人と違うことをとオリーブを栽培。今はビーフと4,800本のオリーブの木がビジネスと言う。

昨年2月初めこの地方は日中27℃を超える日が2週間続き、いつもは4月中旬に開花するオリーブが花をつけ始め、そのあと霜が降りるような冬の寒さに戻った。そのため昨年はほとんど実がならず収穫ができなかった。今年は順調に育っているので期待している。

毎年土壌が異なる3っの圃場のオリーブの葉をラボに送り葉の栄養状態を分析し肥料の割合を決めて、それを点滴潅水に液肥で混入して与えている。

搾油機は、自分のオイルを作るだけでなく、搾油機を持たない農家に搾油サービスを提供している。毎年ロスアンゼルスで開催されるオリーブオイルコンテストに出品される40%近くはここで搾油し、多くの金賞を取っていると誇らしげです。

オリーブオイル:心臓医が始めたお店

「Quail&Olive」は心臓医ブラベックさんが、オリーブは健康によく、特に心臓疾患に良いと2012年に始めたオリーブオイルとビネガーのお店です。ゴルフで有名なペブルビーチの近くでカリフォルニアオリーブ協会(COOC)のメンバーのオイルを自社ブランドで販売。

「ドクターブレンド」という名前のオリーブオイルもあります。2018年、州全体では生産量が半分以下に。天候の影響が少なかったカリフォルニア北部のオイルを中心に集めました。

オレアオリーブ:カリフォルニアのオリーブ栽培

18世紀初めスペインの宣教師団がメキシコとカリフォルニア半島にオリーブや他の果樹を持ちこみ、1769年にスペインの宣教師団聖フランシスカがサンディエゴに最初の教会を建て、オリーブを植えたのがカリフォルニアのオリーブの始まりです。

今や栽培面積約35,000エーカーを超え、400を超える栽培農家がオリーブオイルとテーブルオリーブを生産しています。1992年に設立されたカリフォルニアオリーブオイル協議会COOCは、生産者のみならず大学、農政関係者、販売者などが参加。会員である当社も3月23日からの年次総会に来ています。

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