中国で拡大するオリーブ栽培と高まるオリーブオイル需要

1960年代から始まった中国でのオリーブ栽培。1973年に7万本だったオリーブは、今や5千9百万本に。これはスペインの最大の生産地ハエン地区と同じ規模だとスペインの専門家が報告しています。

高まる富裕層の健康志向、地中海地域への旅行でのオリーブオイル体験などから、中国でのオリーブオイルの需要は高まり、世界第6位のオイル輸入国となりました。

中国森林局からの依頼をうけ、イスラエルの専門家が10年前から四川省、雲南省、甘粛省の現地を訪問し、本格的な栽培を指導しています。2007年には5千トンのオリーブオイル生産量は、2017年には約2万トンと4倍に拡大。中国政府はオリーブの国内栽培とオイルの自国生産をさらに増やす方針で栽培地を広げています。

一方で酸性土壌、オリーブが成長する夏が雨季と重なる課題があり本格的産地にはまだ時間が掛りそうです。

世界のオリーブ:チュニジアのOMWリサイクル

オリーブオイルを搾油するときにでる水(OMW)には高濃度の有機物や無機物が含まれ、その処理がオイル生産各国の課題となっています。

約8千万本のオリーブ、1700を超える搾油所から毎年80万トンを超えるOMWが出るチュニジアのオリーブ庁は、OMWをオリーブ畑に肥料として戻す方法を10年にわたり研究をしています。

植物が休眠している11月から2月の間に1ヘクタール当たり50㎥を一年おきに均一に撒く、そのあとすぐに耕すなど多くのノウハウを報告しています。

出典:OLIVAE Vol 124 Official Journal of IOC

オレア・オリーブ:農業IOTプロジェクト

オリーブガーデンが参画しているアグリスマート社の農業IOT実験農場のオリーブが連日35℃を超える猛暑の中順調に成長しています。一般的に植物は気温が30℃を超えると光合成の働きが低下します。これは植物が強すぎる光を苦手としているからと考えられています。

実験農場では、点滴潅水装置で毎日一定量の水をやり、土中の含水率が30-40%になるようにコントロールしています。肥料は、潅水と一緒に液体肥料を施している系統と固形肥料を春に入れた系統に分けその違いを調べています。

秋にはクラウドで最適潅水量を開発したアルゴリズムで計算し自動的に制御する予定です。実験農場はこちらを訪問ください。

お店が増えました

ワインスクール

お店:ワインプレイス自由ヶ丘
商品:ダルトンワイン
場所:東京世田谷自由が丘

百貨店

お店:大丸東京店地下ワイン売り場
商品:ダルトンワイン
場所:東京駅

レストラン

お店:神楽坂ルバイヤート
商品:ダルトンワイン
場所:東京神楽坂

カフェ

お店:サロン・フルール
商品:バルカンワイン
場所:横須賀市長沢3-2-1

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