オリーブの絞り滓:バイオ燃料とグリーンケミストリーの新方法

ドイツは2007年から石油供給事業者に対して一定量のバイオ燃料の導入を義務付けており、今やEU最大のバイオ燃料消費国となりました。そのドイツでオリーブオイルを搾った後の廃棄物から燃料や肥料を再生する新しい方法が発表されました。

バイオ燃料とは、生物由来の有機性資源バイオマスを原料に、発酵、搾油、熱分解などによって作られた燃料のことです。このバイオマスには食品廃棄物、残材、動物の排泄物などの廃棄物系バイオマス、麦やコメの藁などの未利用バイオマス、そして燃料を目的に作るサトウキビやトウモロコシなどの資源作物があります。

オリーブオイルを搾油する工程でできる廃棄物は、水分と搾り滓です。いずれにも多くのフェノール、脂質、有機物などが多く含まれているので、その処理は産業界の課題で、世界各地で乾燥して燃料にする、乾燥して家畜のえさに混ぜるなど色々な工夫が行われています。

欧州最大のドイツ研究機関フランフォーファが主体となった“スチームバイオプロジェクト”ではオイルの圧搾方法の違いを考慮し、スペイン、イタリア、ギリシャから多量のサンプルを集めました。乾燥すること自体は目新しい方法ではありませんが、ユニークな乾燥方法を開発。最初にポリフェノールなどの高濃度の物質を抽出し自然からの抗酸化防止剤として利用します。

残りのバイオマスを処理してバイオガスを作り出し、さらにその残りのから有機肥料を生成するというものです。

世界のオリーブ:搾油廃液からバイオ炭

フランスとチュニジアの水処理技術の研究者達は、オリーブオイルを搾油するときにでる水(OMW)を糸杉(サイプレス)のおが屑に浸みこませ、それに熱処理を加えてバイオチャー(バイオ炭)と呼ぶ炭化したものを作りました。これは肥料として期待できるとともに、バイオ燃料としても役立つと期待され、研究が続けられています。

イタリアの研究所では、バイオチャーを土壌改良材として使い、病害虫を減らす研究をしています。炭を作る時の熱分解の温度が300℃では病害虫原因ともなる多くの有機物が減り、500℃でほとんどなくなると最新のレポートで述べています。

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オレア・オリーブ:OMWとOP

オリーブオイルは収穫した果実を洗浄し、圧搾しそのペーストを撹拌します。この過程で抽出したオリーブオイル以外にオリーブミルウオーター(OMW)と呼ぶ植物性の水とオリーブオイルポーマス(OP)と呼ぶ絞り滓が出ます。

オリーブオイルにも多くのポリフェノールなどが含まれていますが、この水と搾
り滓にも多くのタンパク質、脂肪類、炭水化物、セルロース、水に溶けないリグニン(繊維質)、多くの種類のポリフェノールが残っています。オリーブオイルだけではなくワインの絞り滓などでも廃棄物を再利用する処理が検討されています。

※オレア・オリーブ(Olea.olive)オリーブの学名はOlea europaea L.です。このコラムではオリーブの品種・栽培・産業など様々な情報をお伝えします。