2016年産オリーブオイルの価格が高騰:天候、病害虫の影響

“オリーブオイルの輸入大手日清オイリオグループが10月から5品目の出荷価格を10%引き上げるほか、J-オイルミルズも値上げを検討している“と報じられています。◎実際2016年9月から2017年3月収穫分の2016年産オリーブオイルの価格は、天候不順から高騰した2014年と同じ状況になっています。最大の生産国スペインでは、前年同期と比べ30%の値上がり、またイタリアでは66%の高騰です。

出典IOC News Letter 2017年6月

他の生産国チュニジアやギリシャでも天候、病害虫オリーブミバエの発生などの影響を受けて前年比約30%の値上がりです。◎しかし点滴灌漑や液体肥料でのきめ細かい栽培管理(プレサイスマネージメント)をしているイスラエルなどの先進的栽培地では、かんばつの影響はほとんどなく、安定した生産量を維持し、価格も安定しています。

2016年12月の収穫(イスラエル)

 

世界のオリーブ:ピアス病菌Xfの懸念広がる

日本名ピアス病菌(キシレラ・ファスティデアス Xylella fastidiosa、Xf)は、バッタの一種が媒介し、ブドウなど多くの植物を枯死させるピアス病の病原菌です。1990年代後半にカルフォルニア州でピアス病が発生。深刻なブドウ被害を受けました。2013年にはイタリアでオリーブに発生。100万本以上が枯れる被害が発生しました。

2016年10月にスペインのマヨルカ島のサクラの木から確認され、続く2017年2月にはスペインのバレアレス諸島のオリーブやサクラ、アーモンドなどの木からピアス病菌が確認され懸念が広がっています。この6月にはスペイン本土のアンダルシアのアーモンドに見つかり拡大を防ぐ対策に追われています。

 

エピソード:ダルトンとのめぐり逢い

イスラエルのブッティクワイナリーダルトンの最新エピソード「ワインにめぐり会った人たち」がYouTubeに公開されました。言葉はいらないですね。ご覧ください。

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オレア・オリーブ:剪定

古代からオリーブの剪定の必要性と正しく行った時の良好な収穫は伝えられ、紀元前3世紀のスペインの学者が、引用している有名なことわざがあります。「オリーブ園を耕す者は実を望み、肥やしをやる者は実を懇願し、剪定をする者は実りを強いる。」

オリーブ剪定の最大の目的は、葉/根のバランスと葉/木のバランスを整えて、オリーブに新たな萌芽を促し、オリーブの実の生産を最大化し、それを継続させる事です。

剪定教室のビデオ3編(樹形を整える剪定、剪定を仕上げる、間引く剪定)を公開しました。ご覧ください。